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2005年9月20日

損益分岐点改善

9月17日の日本経済新聞の記事に、「損益分岐点82%に改善」とありました。
この損益分岐点は、比率が低いほど売上高の減少に対する抵抗力が強く、収益力が高いことを意味します。
この比率が、過去25年間で最低値となったようです。(上場企業1620社対象)
これは、企業が人件費などの固定費を削減し、売上高の減少に耐えうる企業体質を造ってきた結果だと思います。
売上高の増加を見込めない場合に、徹底的に固定費を削減することは、企業の業種・規模を問わず事業を継続させるために大切なことです。

しかし、企業が行なう人件費の削減、設備投資の抑制など固定費の削減政策の裏返しには、失業者数の増加、中小企業の倒産といった問題が生じています。

これからの時代、ますます強いものだけが生き残れる傾向に加速していくのでしょうか...

(直之)

投稿者 satsuki : 2005年9月20日 10:39 | コメント (0)

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